台風の余波が残る中,第1学期の終業式を迎えました。

校長の話は,4月に立てたそれぞれの目標を達成することができたか,という問いかけから始まりました。
先のサッカー女子ワールドカップで優勝したなでしこジャパンの目標に向かって努力を積み重ねてきたことのすばらしさや,リードされても決してあきらめない強さを例に話をしました。
そして,すべてのことに感謝する選手のみなさんの心を見習い,素直に心から「ありがとうございます」の言える人になってほしいと語りかけました。

児童代表の言葉では,3年生の女児が,新しく始まった理科と社会でがんばったことを発表しました。中でも,クラスみんなで卵から育てたモンシロチョウが14匹立派に飛び立って言ったときの喜びと,1匹だけ羽が開かず死んでしまった悲しみを発表してくれました。
理科の授業をとおして,命の尊さについても学びました。

4年生の男児は,よかったこととして,友達と信頼関係を深めたことと習った漢字を使って文章を書くことを心がけたと発表しました。友達とは時々けんかをしたけれど,仲直りをするたび信頼関係が深まったと話してくれました。反省する点は,字を丁寧に書かなかったことと宿題を忘れたことなので,2学期にがんばりたいと結んでいました。

そして,全員で元気よく明るい声で校歌を斉唱しました。

終業式の後は,生活指導主任が,夏休みの過ごし方について注意を促しました。
○気持ちのよいあいさつを家庭や地域でも続けよう
○命を大切にしよう
 ・病気やけがの予防
 ・交通事故や水難事故の防止など
○公共施設でのルールやマナーを守ること
以上の3点について,約束をしました。

次に,転出する児童とのお別れ会です。
2人の児童が転出します。転校しても元気でがんばってほしいと願っています。

最後に,離任式を行いました。
専科の先生が今日でお別れだったので,お話を伺いました。
高学年の優しさやリーダーシップに心打たれたこと。
1年生からもらった名刺を宝物にしていること。
4年生と習字の時間の思い出。
そして,3年生とモンシロチョウを一緒に育てたこと。
2年生とは,ミニトマトを育てて,実がなったときのうれしかったことなど
「感動をありがとう!」という言葉をプレゼントしていただきました。
みんなで花束を贈り別れを惜しみました。

さあ,明日からは楽しい夏休み。
元気いっぱい,思い出いっぱいの有意義な夏休みを過ごしてほしいと願っています。