6年生算数を覗いてみると,次のような問題に取り組んでいました。

 Q ひろみさんは900円の本を買いました。
   この値段は,雑誌の値段の5/3倍です。
   雑誌の値段はいくらでしょう?

求める雑誌の値段を□あるいはXとし,もとになる数と比べる数の関係から立式し,計算で求めるという問題です。
6年算数
子ども達は,図に表したり,数直線を書いたりして解決していきます。どちらがもとになる数で,どちらが比べる数なのか,先生とのやりとりの中で明確にしていきます。そして,図や数直線に表すのです。

  X × 5/3 = 900
  X =900 ÷ 5/3 = 540  答え540円

先生や友達からのアドバイスを受け,全員が答えを出すことができました。

  まとめ  もとの数を求める計算は,Xを使ったかけ算の式で表すと求めや      すくなる。

さてさて,解決に時間のかかる問題です。この後,同じような問題にもう1問取り組みましたが,1時間の授業の中ではそれが精一杯です。学習のポイントをしっかりまとめ理解し,練習問題をこなす必要がありますね。

そこで,家庭学習が必要になってきます。その日の学習の復習が不可欠なのです。もちろん,担任の先生からも課題が出ますが,何より肝心なのは,「自主的に復習する」ことです。
もっとも効果的な方法は,自主学習ノートに,「もう一度,まとめ直すこと」です。全く同じで構わないので,授業中にノートにまとめた内容をもう一度「まとめ直し」することが,内容の定着につながります。
特に,高学年には,家庭学習の内容として必ず「まとめ直し」に取り組んでほしいと願っています。