稚魚放流①台風接近のため延期になっていた5,6年生の「稚魚放流体験活動」。午前中は小雨がぱらつく天候でしたが,鯛ノ浦港で漁船に乗り込む頃には晴れ間も見え,貴重な体験をすることができました。実は,今日を逃すと日程的に予備日を取ることができず,最後のチャンスだったのです。5,6年生は「持ってます」ねー。
はじめに,担当の方から「真鯛の成長の様子」を説明していただきました。稚魚の時は体が黒いことに驚く子ども達。実は,大好物のエビやカニを食べて色素をため込み,大きくなるにつれて「赤く」染まってくるのだそうです。
お世話をしてくださった方々は,今朝西海市を出発し,佐々町で真鯛の稚魚を積み込み,鯛ノ浦港まで来てくださったのです。
いよいよ,2艘の漁船に分かれて乗り,最初に5年生,続いて6年生がバケツに入れた稚魚をそうっと海に放していきます。
稚魚放流②片方の漁船には「いけす」があり,その中には10センチほどに成長した稚魚がたくさん泳いでいます。それを「たも」でバケツにすくい取り,次々に放流していきます。稚魚の数が多いので,一人に何回も放流することができました。
下船してからは,質問タイム。特に,「水産業」を勉強したばかりの5年生は,私から半ば強引に質問を準備させられ,それでも元気に発言していました。途中まで質問を譲っていた6年生からも次々に手が挙がり,係の人から「活発ですねえ」と褒めていただいたほど。代表児童の感想も,しっかり考えられていました。
最後は,西海市特産の「スイカ」をその場で切っていただき,おいしくいただきました。とっても満足そうな子ども達でした。記者も取材に来られていたので,数日後には新聞にも記事が載ると思います。ちなみに,今回のインタビューは5年生です。