昨日は,大雨の中での長崎出張。とにかくもの凄い雨でした。大学時代,あの長崎大水害を目の当たりにした私ですが,あの時のような降り方でした。避難勧告が出された地域もあったようです。梅雨の季節,増水や土砂崩れなど,子ども達にしっかり指導して安全を確保することの重要さを感じました。

 さて,4校時目に4年生で「初任者研修」が行われました。毎週火曜日に来られる拠点校指導員による指導のほかに,校内でも先輩教師が初任者を指導することになっています。今日は,校内指導員でもある教務主任の先生が,初任者のクラスである4年生で「道徳」の示範授業を行いました。先輩の授業の進め方を実際に参観することで技量を高めるという実践的研修です。
道徳①「たかしの請求書」という資料をもとに,家族の一員としての自覚を高めるというのが授業のねらいです。
道徳②いつもと違う先生と一緒に学ぶ道徳。最初は緊張していましたが,少しずつ,いつものペースになってきました。
道徳③この資料は,たかし君がお母さんに,お使い代・お掃除代・お留守番代として合計500円を請求するところから話が始まります。これに対し,お母さんがたかし君に宛てた請求書は,病気をした時の看病代・汚れた服などの洗濯代・服や靴,おもちゃ代・食事代やおやつ代 合計0円。初任者の先生も,必死にメモをとっています。
道徳④お母さんからの請求書が0円だったことに,一斉に「エーッ」と驚いた子ども達。お母さんの気持ちについてグループで意見交換。
道徳⑤担任の先生も,興味津々でグループの話し合いの内容をリサーチ。いろいろな考えが出ています。
道徳⑥終末には,自分の家での「お手伝い」のことを見つめ直します。自分の今の思いをしっかりプリントに書き込んでいきます。
道徳⑦お友達との「考え交流」タイム。クラス全員と交換し,互いの思いを伝え合いました。

 校内初任者研修は,このように先輩教師が授業の進め方を実際に示すという形で進められていきます。全職員が,教科・領域を分担して,手本となります。示範授業後,初任者へのマンツーマン指導。今日も放課後,道徳の時間の指導の在り方について1対1で指導が行われます。