高齢者疑似体験昨日午後,社会福祉協議会有川支所の職員の方2名に来校いただき,6年生の「高齢者疑似体験」と「車いす体験」を行いました。お年寄りや,体に障害を持つ人の日常生活を少しでも体験しようとする活動です。
職員の方の説明を受けた後,2班に分かれて「高齢者体験」と「車いす体験」を順に体験した6年生。高齢者疑似体験では,足首や手首に重りを巻いたり,膝や肘の関節にサポーターを巻いて動きにくくしたり・・。さらには重りの入ったベスト,視野を狭くするゴーグル,音を聞こえにくくするヘッドホンなどを装備して,体育館内の歩行にチャレンジ。短い距離でも歩くのに苦労すること,椅子に座って立つことの大変さなどを体験した子ども達。
車いす体験車いす体験では,車いすの基本的操作を学んだ後,2人組で乗車体験と支援体験の両方を行いました。普段は気にもしない緩やかな坂道も,車いすで登るのがとても大変なことや,逆に,坂道を下るのがとても怖いことなどを体験することができました。特に,玄関前のスロープを自力で登ったり,下ったりすることがとても難しいことを身にしみて感じた6年生でした。

6年生の福祉学習は,この体験で発見したこと・考えたことなど,子ども達の思いを学習課題に集約して進んでいきます。6年生全員が,相手の立場や気持ちを十分に尊重し考えながら,日常生活の中で真の優しさや思いやり,あるいは強さを発揮できるまで成長してほしいと願っています。