本日の終業式では、子ども達に次のような話をしました。

 それは、この一年間の東浦小学校の「世相」ならぬ「学相」についてです。ご承知のとおり、今年の日本の世相は、漢字一文字で「変」と表現されました。保護者、地域の皆さんは、「学相」を漢字一字で表すとしたら何という文字が相応しいと思われますか。私は東っ子の前で大きな筆をもち、用意した大紙に「兆」と書きました。「兆」は子ども達にとっては、算数の学習で「億」の次の単位という認識があり、すぐにそのことを思いうかべたようでした。「兆」は、「前兆」と表現されるように、これから物事が、変化することを感じさせるしるしという意味があり、訓読みでは、「兆し」(きざし)になります。
 この一年間、学校は、体育館の大規模改修工事、学校裏の講堂跡、の整地、さらには、ビオトープ事業の着手、また、運動会での地区の伝統行事の披露など、何かが変わろうとしていることを感じさせる「兆し」がありました。学習面では、先週19日(金)に行われた、つぼみ幼児園、東浦幼稚園、東浦小学校1年生との合同学習として、「生活科交流」が行われました。これは、今後、さらなる「幼・保・小」連携の充実が期待でき、画期的なものといえます。しかし、これは、先程もふれましたとおり、「変化することを感じさせる・・・」であって、本当に変わるかどうかは、また、必ず「改善」に向かうという確証もありません。ですから、改善されるように、今後、さらに努力を必要ということになります。「来年(3学期)は、東浦小学校の新しい伝統をつくっていく気持ちでやっていこう!」

 このような話をしました。
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