今朝は全校朝会があり、校長先生からの講話がありました。
 講話の内容は「努力し続けることの大切さ」でした。
 
 ブログを読んでくださっている皆様は、北村西望さんという方をご存じでしょうか?
 長崎平和公園の祈念像を作成された彫刻家です。
 今回の校長先生の講話は、その北村さんが詠まれた俳句を題材として取り上げました。

 「たゆまざる 歩みおそろし かたつむり」

 この俳句を詠むきっかけとなったエピソードがあります。
 北村氏が、平和祈念像を作成中の話です。夕方、その日の作業終了間際に祈念像の足下にカタツムリを発見したそうです。そして、朝方また祈念像造りの作業を開始するとそのカタツムリが祈念像の頭の部分にまで登ってきていたということです。

 この俳句には、北村氏の「休まずに歩み続けるカタツムリというものは、すごいものだなあ」「歩みは遅くても、長い年月をかければ、それだけ遠くまでたどり着ける」などの思いが込められています。

 この俳句や俳句に込められた思いを受け、子どもたちには「小さな歩みでもいいから、歩み続けることの大切さ」について、さらには「努力をかさねていくことの大切さ」に気づいてほしいという校長先生の思いを伝え講話が終了しました。

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