今週は、今年度3本目となりました校内研修の研究授業を5・6年生の複式学級で実施しました。
 教科は算数。単元は5年生が「比例」、6年生が「円の面積」でした。
 まず、この授業ではガイド学習がいかに定着しているかが鍵でした。高学年の学級では、ガイドさんが学習の進行をしながら自分たちの力で学習を進める姿(主体性)を求めています。その姿がどれぐらい定着できているのかを大事な研究の柱としてこの研究授業が行われました。
 子どもたちは、前学年までと4月からの取組の成果を発揮し、ガイドさんを中心にして学習を進める姿をみせてくれました。特に6年生は、面積の問題を把握する場面を担任と一緒にした後は、そのほとんどを子どもたちだけ(複式支援員の力をかりながらではありますが)で進めていました。最終的には、まとめの文章も自分たちで考え、この時間のめあてを達成させることができました。5年生も比例の問題を表を使って解き、自分の考えを説明し担任の力を借りながらでしたが、問題の解決を図ることができました。
 新学期になって1ヶ月半が立ちました。新しい学年と組んで複式学級をスタートさせた5・6年生。6年生の主体的な姿を紹介しましたが、このような子どもたちにするのは、担任の指導技術と根気、そして子どもたちとの信頼関係が必要です。ここまでの学級指導が上手くいっていることが授業から伝わってきました。
 
 北小では、この研究授業で得たことを全学級の教育実践につなげ、さらに伸びる子どもたちをめざし指導を続けていきたいと思います。

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