ハートウィーク初日、校長講話がありました。

内容は、テレビアニメの一休さんでもおなじみの一休禅師というお坊さんの話でした。

ある商人が、何かめでたい言葉を書いて欲しいと、一休禅師のもとを訪れます。
こころよく引き受けた一休禅師の書いた言葉は、「親死、子死、孫死」という言葉でした。
めでたい言葉をお願いした商人は、「死ぬとはどうゆうことだ」とかんかんに怒ります。
すると、一休禅師は「では、あなたは、孫死、子死、親死の方がいいのですか」と聞き返します。
ますます怒る商人に、一休禅師は「親が死に、子が死に、孫が死ぬ。これほどめでたいことがあろうか、これが逆になったらどうする」と、諭した話でした。

一人に一つの限りあるいのち。ゲームのようにリセットはできません。
物事は順番通りに行かないことがありますが、精一杯輝いて生きて欲しいという話でした。