12月10日(火)世界人権デー
この日に、魚目小でも人権集会を実施しました。
各学年、人権について学び、それぞれ人権標語や、人権宣言、朗読発表など工夫を凝らした発表ができました。

1年生は「みんなちがってみんないい」という他者理解を促す発表で、自分の好きなもの、好きな色などを発表し、みんなを認め合う内容でした。

2年生はそれぞれが考えた「人権標語」の発表です。「思いやり」「優しい言葉」「いじめダメ」といったキーワードがたくさん出て、みんなの考えがよくわかりました。

3年生は「人権の花」の活動でヒマワリを育てた経験をもとに発表です。先日の町人権フェスティバルでも掲示された写真も紹介できました。

4年生は「福祉教育」で学んだことを紹介です。障害のある人もみんなが明るく暮らせるような世の中にしていきたい。クイズも交えてわかりやすく発表できました。

5年生は「友達への感謝のお手紙」を発表です。普段言えない感謝の言葉や、友達を肯定するような「すごいね」「頑張ってるね」「尊敬してるよ」という温かい言葉が手紙の中にたくさん込められており、聞くみんなも温かい気持ちになりました。

6年生は絵本「わたしだけじゃない」をスライドに合わせて朗読し、無責任ないじめについて考えさせる時間を作ってくれました。6年生の朗読に、学校中が真剣に聞き入ります。オープンエンドで終わらないのが6年担任と6年生の素晴らしい所です。一つ一つのセリフに「自分だったらこう言います」という決意や解決策を発表することができました。
「一人ぼっちの子がいたら、ぼくなら一緒にいようと声を掛けます」
「泣いてる子がいたら、そばで一緒に励まします」
6年生として「こうするといいよ」という指針を示す姿がとても立派でした。

    

最後は全員合唱「友達になるために」です。
発表後の歌は、なおさら心に響きます。
手話を交えて歌う姿を見て、改めて、健やかに素直に子どもたちに育ってほしいと強く感じました。

校長先生の話では「思いやり」「協力」が何よりも大切だよと子どもたちに再確認されました。
相手を大切にできる優しい子に育ってほしいと思います。


※最後に私からも、一つだけ。先日、アフガニスタンで亡くなられてしまった「中村哲医師」の言葉を紹介させてください。

「以一言。生涯守るべきことありや。それ『恕(じょ)』ならんか。」
(一生、実行するに値する一言は何か?それは『恕(じょ)=思いやり)』だろうね。)という論語の一節を、中村医師は大切にされていたそうです。

私事の感想になりますが、言葉を聞いたとき、すごく感銘を受けました。
そういふものに、わたしもなりたい。心からご冥福をお祈りしたいと思います。