11月25日(金)晴れ。
3年生30人は路線バスに乗って,七目にあるますだ製麺工場へ社会科見学へ出かけました。
元気よくあいさつをして,工場長さんの話を伺いました。
さすが『あいさつ日本一』元気よくできました。
消毒を済ませ,工場内の見学です。
小麦粉と塩水を混ぜて、こねる機械を見せていただきました。
袋に入れて回すと,まるで人の足で踏んだように柔らかな生地ができあがります。
次は、伸ばす機械です。
何段階にも分けて,少しずつ細く伸ばしていきます。
このとき,椿油を使うのがポイントです。
では,ここで実験です。
掛巻(かけば)をしてすぐの麺と2時間ほど時間をおいた麺とを引き比べてみました。
時間をおくと、少しずつ伸びていきます。
細い麺ですが、簡単には伸びませんね。
いよいよ乾燥。一晩以上,ここで乾燥します。
その日の天候や温度,湿度で変わるそうです。
「ここが一番難しい」という言葉をメモしていました。
できあがった麺を機械で切ってそろえます。
端っこは「ふし」。マカロニのようにして食べるのが人気です。
太さや出来具合を確認するのは手作業です。
時間と手間暇を掛けて作られるうどんに,感激の声が上がりました。
さあ,ここからは実際に五島うどんを作らせてもらいました。
まずは,みんなでこねます。
予想以上に力が必要で,交替でこねたり踏んだりしました。
目安は耳たぶの柔らかさと聞いて,何度も確かめる姿がありました。
円く平べったくなった生地を包丁で切っていただきました。
「切り廻し」という昔ながらのやり方に興味津々です。
一番の難関は,「掛巻(かけば)」作業。
手で撚りながら,右と左に交互に掛けていきます。
さすが「船崎っ子」,手際が良くて工場の方からも友達からも絶賛でした。
最後は質問コーナーです。
次々に出される質問に,たいへん丁寧に答えてくださいました。
あご粉末,海草,シソや竹炭などを練り込んだうどんを見せていただき,きっとうどんを食べたいと思ったことでしょう。
奥が深い郷土の味「五島うどん」。
お土産もいただいて、大満足の社会科見学でした。
ますだ製麺工場の皆様,ありがとうございました。