あの日から66年。
今年の8月9日も青空の広がる暑い日になりました。

戦争や原爆の体験談を聞き,その悲惨さや非人間性を知ることによって,被爆体験を継承し,生命の尊さや平和の大切さを感じ取らせることをねらいとして平和集会を行いました。

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新上五島町ご出身の八田先生を講師にお迎えし,被爆体験を聴かせていただきました。
14歳の時,学校で被爆された生々しい様子。
大やけどの友人を助け,山の中で冷たい一夜を過ごされた体験。
大切な友人を失った悲しい思い出。
「水を・・・水を・・・」と訴える先輩に水を飲ませてあげなかった無念さ。

真剣に聞き入る子どもたちは,戦争と原爆の悲惨さを知り,様々なことを感じたことと思います。


子どもたちは,学年ごとに平和を誓いました。
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1年
わたしたちは,
ともだちと なかよくします。
にほんじゅうの ひとと なかよくします。
せかいじゅうのひとと なかよくします。

2年
おこりじぞうのおべんきょうをしました。
にらみつけておこりたいこと
せんそうを考えた人をおこりたい。
せんそうをはじめた人をおこりたい。
原子ばくだんをおとした人をおこりたい。
人のいのちを二どととらないで。

3年
ふくしセンターで
おじいさん,おばあさんに聞いた
せんそうのかなしさ,つらさ,くるしさをわすれません。

4年
身の回りから平和にします。
そのために
友達とけんかをしません。
悪口を言いません。
話し合いでかいけつします。
まず,小さいことから取り組みます。

5年
私たちは「ケンカをしないこと」
まずそこからはじめます。
だれかがケンカをしていたら止めに入ります。
もし,ケンカをしても,必ず仲直りします。
そして,「やめようよ。」と言える勇気をもちます。

6年
世界中のみんなで
小さな平和を大きな平和にしていくために
友達を大切にしていくことから始めます。

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最後に,みんなで犠牲になられた人のことを忘れないように,心を一つにして,歌を歌いました。

きっとこの子たちは,世界的な視野で平和を希求し,そのために身近なところから実践することのできる人に成長してくれることでしょう。