昨年3月11日の東日本大震災から10か月が経ちました。
この震災では1万5584人の方が亡くなり,
3450人の方が,現在も行方不明です(1月11日現在,警察庁調べ)。

年末のニュースで,被災者の方がカメラに向かって,
「一番の不安は,この災害が忘れられてしまうことです。」
と話をされていました。

そこで,
「あの日のことを忘れないために,毎月11日に11円の募金をしませんか。」
と10日の始業式で全校児童に呼びかけました。

すると,たくさんの子どもたちが11円を握りしめて登校してきました。
「家族の人数分を持ってきました。」
と話してくれる児童もいました。

原発や復興のニュースが少し減ってきているようにも感じますが,
今も故郷に戻れない方,家族がばらばらになっている方,
親を亡くした子どもたちもいます。
同じ小学生でも,災害に翻弄され,今を必死に生きている子どももいます。

災害にあった人たちのためにできることの中に,
「忘れないこと」もあると思います。
趣旨に御賛同いただける方は,御協力ください。