18日(水)6校時目に,学校薬剤師の先生を講師にお迎えして,6年生を対象とした『薬物乱用防止教室』を開催しました。

まず,タバコについて教えていただきました。
ニコチンやタール,一酸化炭素の有害性を学びました。
タバコの煙に入っている化学物質は4,000種。
そのうち有害な成分は200種類を越えていて,発がん性が分かっているものだけでも60種類あるそうです。
それらの有害物質は,主流煙より副流煙に多く入っているので,タバコを吸っている人だけでなく,そばにいる人にも害があると聞いた子どもたちは驚いた様子でした。

次に,お酒について教えていただきました。
脳や心臓,肝臓,胃腸,そして神経などに影響があることを学びました。
「脳が成長している時期にお酒を飲むと,細胞が壊され,脳が縮んでしまいます。」
「怒りっぽい性格に変わったり,将来のことがどうでもよくなったり,『アルコール依存症』になってしまったり・・・危険がいっぱい!!」
という話を真剣に聞いていました。

それから,シンナーや覚醒剤,大麻やMDMAなど,ニュースやドラマの事件でしか耳にしたことのない薬物についても学習しました。
なぜ薬物乱用はいけないのか?
 1 脳をおかされて,心も身体もメチャクチャになる。
 2 自分の意志ではやめられなくなる。
 3 薬物乱用により凶悪な事件が発生する。
 4 薬物欲しさに犯罪をおかすようになる。
 5 法律で厳しく禁止されていて,重い罰を受ける。
 6 友達や家族を失う。

最後に先生からメッセージをいただきました。
 『ダメ,ゼッタイ。』と断る勇気を持とう。
 相談できる友達をつくろう。
 いつか,もし島を離れることがあっても,ふるさとはいつも君のことを応援していることを忘れないでほしい。

6年生は,このメッセージをしっかりと受け止めていました。