本校の校医,田坂先生とお話をしていた時,
「ぼくは青方小学校3年生の時,いじめにあった経験があるんですよ。その時のことを本に書きましたよ。」
と話してくださいました。
さっそく先生の著書「走馬燈」をお借りして読ませていただきました。

田坂少年は,転校生で,当時は体が小さく,運動の苦手な少年だったそうです。
また,泣き虫だったこともあって,同級生からからかわれたり,小突かれたり,たびたびいじめられました。
そこで,少年は鉄棒や跳び箱など練習を重ね,苦手なことを克服すると同時に,交友関係も広がり,ついにはいじめも克服していきます。
このことが自信となり,高学年になった時には,学年でも1,2を争うほど運動が得意で丈夫な体の持ち主になったということです。

本校のめざす子ども像の一つに,「たくましい心と体をもつ子ども」とあります。
私たち教師は,「いじめ」をなくすことに力を尽くすと同時に,困難に負けず,困難を乗り越えるたくましい児童を育てたいと願っています。
もちろん,子どもと共に,教師と共にです。

そんな願いを込めて,全校朝会で、田坂少年の「いじめっ子 いじめられっ子」の話をしました。

この場を借りて,田坂先生に心から感謝申し上げます。