本校は、鳥のさえずりがいっぱい聞こえます。
毎年夏になる頃、この鳥の必死に鳴いている声が聞こえてきて、それにつられて、いつも口ずさんでいる大好きな歌があります。
「夏は来ぬ」です。
「うの花の匂う垣根に ほととぎす早も来鳴きて・・・」
です。今、お茶のCMでも流れてますね。
で、こんなのもあります。
曹洞宗の開祖、道元の歌です。
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり」
です。ほととぎすは、夏の代表になっているんですね。意味は、「春の花・夏のほととぎすの声・秋の月・冬の雪、いずれもみなそれぞれにさわやかで美しい」です。
もう一つ知ったかぶりしますと、似たような歌に,良寛さんの
「形見とて 何残すらむ 春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」
というのがあります。良寛和尚の辞世の句なんです。
ほととぎすは、日本の代表的な鳥らしく、その鳴き声は、たぶん一番いろいろな言葉に例えられています。「天辺(てっぺん)駆けたか」が代表的ですね。他にも、「ホンゾンカケタカ」「特許許可局」「あちゃとてた(あちらへ飛んで行った)」などあります。あなたは、どんなに聞こえますか?
昨年からシャッターチャンスを狙っていますが、全然だめです。
こんな鳥です。