ごんぎつね、って覚えていますか?
日本中の小学4年生が、国語の時間に学習する新美南吉の童話です。
自分のせいで、兵十(ひょうじゅう)のおっかあが亡くなったんだと勘違いした小ギツネごんが、どんぐりや松茸などを毎日兵十の家に持っていく。兵十はそのことを知らず、神様がしてくれたものかと考える。
ある日、家に入ってどんぐりなどを置いて帰ろうとしたごんに気付いた兵十は、鉄砲で撃ってしまう。ごんのやさしい心に気付いたのは、ごんを失ってからだった。
・・・というようなお話です。

さて、突然、ごんぎつねのあらすじを書いたのには、理由があります。
今朝、浜ノ浦地区の子どもたちの集団登校のお迎えから帰って校長室に戻ってみると、

くりやどんぐりが机の上に・・・

兵十になった気分でした。

もしや、と思い,子どもたちのいる教室に行き、小浜地区の女の子に尋ねたら、
「栗とかドングリが道に落ちていたから、校長先生に持って行こうかな、と思って」
といううれしい返事。
つい、クライマックスの「○○さん、おまえだったのか・・・いつも、くりをくれたのは」のせりふを。
その子もにやっとしたので、ありがとう、と言いました。
とっても気持ちがほくほくしました。
ありがとう。
ステキな浜ノ浦の子どもたち。