今日は、有名な戦国武将である柴田勝家の御子孫が住まわれている住居の見学に行きました。
今から約400年前に、柴田勝家の孫にあたる柴田勝貞が従者8名と、北魚目地区に移り住まわれたと郷土地誌に記されています。
最初は製塩業に取り組まれ、その後、漁業を生業とし、現在の立串地区に集落をつくられたとのことでした。
立串地区は、2012年に国の「重要文化的景観」に選定されています。
柴田家の住居も集落の中で最も規模が大きく、集落の成り立ちを表す重要構成要素として指定されています。
今回、台風で石垣が崩れ、その石垣を修復中で、その様子を見るのも良い勉強になるからと、御子孫の柴田様から声をかけていただき、見学が実現しました。
まず、修復中である石垣を見学しました。
学芸員さんから、古い石垣は石をそのまま積んであるけど、新しい石垣は石を削り形を整えて石垣を作ってあることの説明がありました。
柴田さんからは、石垣は敵から身を守るために作るものであり、新しい石垣は時間がかかるため、平和な時代に作られた証拠でもあることの説明がありました。
子どもたちもその説明にとても納得していました。
次に、住居の中に入らせていただき、床下にある金庫を見せていただきました。
子どもたちは食料を保存する穴だと思っていましたが、金庫であったことに驚いていました。
その後、柴田家の家紋が入った「陣笠」をかぶらせていただきました。
金箔が押してあり、漆塗りの立派な陣笠で、子どもたちも「きれい。かっこいい。」と声をあげていました。
その後、柴田様の御厚意で、子どもたち一人一人が石に名前を書き、修復途中の石垣の中に、名前を書いた石を入れさせていただきました。
これには、子どもたちも大喜びで、歴史的な価値のある石垣に、自分の名前の石があるロマンを感じていたことと思います。
最後に、集合写真をとって、お礼の言葉を述べて見学を終えました。
地域に歴史的な建物があることを子どもたちも初めて知り、本当に有意義な見学となりました。
【今日の給食コーナー】
今日の献立は、「ごはん」「牛乳」「キャベツのごまあえ」「じゃがいもとかぼちゃのそぼろ煮」「オレンジ」でした。
今日の一口メモでは担当児童が、「かぼちゃは色の濃い野菜で、ビタミンという栄養素がたっぷり含まれています。」と伝えていました。
午前中に見学に行き、子どもたちもお腹がすいていたのか、よく食べていました。