12月9日(火)に人権集会を行いました。
今年はいろえんぴつの家に講演をお願いしました。
いろえんぴつの家は今年設立10周年を迎えるNPO法人で、主に精神障がいを持つ方が通う施設です。精神障がいとはどのようなものかというお話をまずしていただきました。
次に、実際に通われている方の体験談を聞かせてもらいました。普通に仕事をしたり、何ら変わらない生活をしていたのに、原因は様々ですがある日「心にかぜを引いた」状態となり、入院生活を余儀なくされたり、社会復帰に苦労されたといったお話でした。どなたもいろえんぴつの家があって、仲間と巡り会えて本当に良かったとお話しされていたのが印象的でした。生徒も固唾をのむような表情で、ときに涙しながら真剣に聞いていました。普段の活動内容の紹介をしていただいた後は、タンポポ、心に光が差し込むとき、いろえんぴつの家の3曲のコーラスを披露していただきました。生徒も手拍子しながら、すばらしいコーラスを楽しませていただきました。
後半は生徒がとったアンケートをもとに、ノーマライゼーションについて発表を行い、奈良尾中学校人権宣言文を全員で読み上げました。
平成26年度奈良尾中学校人権宣言文
一 心のこもったあいさつをすることで、心の輪を広げ、みんなが笑顔で過ごせる学校にします。
二 相手の気持ちを考えて行動し、相手を差別したり、傷つくような言葉・態度は絶対にせず、奈中生全員の絆を深めていきます。
三 困っている人や悲しい思いをしている人がいたらすぐに気付き、相手の立場に立って、助け合い協力することで、奈中生から人の気持ちを大切にする心を育んでいきます。