6年生が阿瀬津地区にある「みやけ製麺」を訪ねました。6年生は、あらゆる視点から、みやけ製麺の代表である三宅さんに尋ねていました。「うどんをつくるにあたってのこだわりはありますか?」「五島うどんのルーツについて教えてください。」とか、「新上五島町で有名になったのはなぜですか?」など、地元である新上五島のことを「もっと知りたい、もっと学びたい」という意欲が、子供たちの表情に表れていました。

  

先日の長崎新聞(9月20日)に上五島高校と佐世保特別支援学校高等部上五島分教室で行われた「あご(トビウオ)だしの炭火焼き体験」の記事が載っていました。五島うどんのベストパートナーで、全国的に高級食材としても名を馳せるあごだし。一昔前まで、上質のだしを作るために七輪で焼く「あご焼き」は、上五島「中通島」のあちこちの家の庭先で見られていたとのことです。この「あご焼き」は、島の秋の風物詩だったとも聞いています。近年は、手間のかかる作業であるため、その光景は、だんだんと風化しつつあるようだと書いてありました。いろんな体験を通じて、子供たちは興味関心を持ち、地域の伝統文化にも目を向け、意欲的に取り組んでいくのだと思います。

今回の「みやけ製麺」の訪問を機に、上五島の特産、五島うどんが、麺職人のみならず、だしづくりに携わる島の人々の目に見えない苦労にも目を向けることができると思います。

「直に訪ねて、本物から学ぶ」これからも地域の先生方から、たくさんのことを学びたいと思います。「みやけ製麺」のみなさま、ご多用の中、対応していただき、ありがとうございました。