2月14日(水)昼の時間に、校長講話を行いました。今回は「校長先生の国語教室」と題して話しました。まずは、アイスブレーキングで「これはなんでしょう?」クイズをしました。4つのヒントで当てる言葉ゲームです。1年生の教科書にも載っています。問題①ヒント「四角い」「キャスターが4つついている」「いろんな音が出る」「動画が見られる」
答えはテレビです。子どもたちがみごとに当てました。
問題② ヒント「9月11日生まれ。」「32才」「体は白い」「仕事は人や車を通すこと」「全長522メートル」
答えは若松大橋です。問題③ ヒント「きいろ」「すっぱい」「大きい」「冬」
答えは「おおきいみかん」(甘夏・はっさく)です。この「おおきいみかん」には作文が上手になるこつがかくれています。次の作文を見てください。
「ぼくは、きのう、ばあちゃんがむいてくれたおおきいみかんをたべました。おいしかったです。」
子どもたちは、何ともよくわからないという反応でした。そのあと次の作文を紹介しました。
おおきいみかん
「ドン。」ばあちゃんが大きな黄色いみかんをこたつの上に置いた。
ぼくは、いやだなあ、と思った。なぜならこのみかんはとにかくすっぱいからだ。
ばあちゃんは、みかんのぶ厚い皮をはいで、中のうすい皮までむいてくれた。
むいたみかんを皿に入れ、あまい砂糖をかけた。
「風邪ひいたときにこのあまい夏みかんよかけん、食べんね。」 ばあちゃんはえがおで言った。
ぼくはそれを食べた。甘酸っぱくて、おいしかった。
「うまかあ。」
ぼくは、おおきいみかんがおいしかったこともだけど、ばあちゃんのやさしさがうれしかった。
この中におおきいみかんが隠れています。わかりますか?
「お(音)」「お(思ったこと」「き(聞いたこと)」「い(言ったこと)」「み(見たこと)」「かん(感じたこと)」
がこの文には隠れています。「おおきいみかん」で作文をだいすきになってくださいね。
話の後に子どもたちから、「おおきいみかんに気を付けて作文を書きたいと思います。」との感想がありました。是非、作文に困ったら、思い出して書いていほしいと思います。
「おおきいみかん」の作文づくりを、20年ぐらい前に長与で国語科の研究に長けた〇〇先生から習いました。「作文が苦手」から「作文楽しい。大すき」に一人でも多くなってほしいと思います。