2月7日(水)3時間目に6年生の国語科の研究授業を行いました。単元のめあては「登場人物の関係をとらえ、、太一の生き方について話し合おう」です。
先週金曜日の1時間目にこの学習の入りました。
担任の〇〇先生が5年生の「たずねびと」の学習を例に挙げながら、関係図や言語活動の例を示しました。そこを理解した上で、さっそく、6年生は関係図づくりに取り組みました。昨日までに関係図から主人公「太一」の生き方についてまとめました。
今日は、単元最後で6時間目です。関係図をもとにお互いに太一の生き方について説明し合いました。
「父のように不漁の日が続いてもあきらめない、立派な(村一番の)漁師になるという生き方をしたいと考えていると思います。」
「与吉じいさの千匹に1匹という考えに影響を受けて、海の生き物(命)を大切にする漁師でありたいと考えていると思います。」
「海の命を大切にするために、巨大クエも打たなかったし、誰にも言わなかったと思います。」
太一の生き方についてそれぞれ自分の考えを説明し、しっかり聞いてメモしました。
交流の後に友達の意見を聞いて、太一の生き方の自分の考えについて再度ふり返り、発表しました。「私は〇〇さんの意見を聞いて父のような漁師に加えて、海の命に感謝する漁師になるという考えも加わりました。」
それぞれが感想を共有し、自分の考えを広げることができました。読み取ったことを関係図にまとめ、主人公の生き方について語り合い、考えを広げる。この言語活動を通して、子どもたち一人一人の読解力や表現力を高めました。
放課後には、今日の授業について校内研修授業研究会をしました。
「めあてはどうか?交流のさせ方は?評価は?」など授業者の疑問についてワークショップ形式で話し合いました。言語活動を仕組むと、子どもたちがゴールを意識しながら学習を進めていくことを改めて確認できました。意見交流の仕方や評価は今後の課題となりました。
これからも言語活動を通した学習を仕組み、子どもたちの主体性と学力を高めていきたいと思います。