令和4年1月31日(月)、今日は5校時に国語の研究授業がありました。場面をくわしく読んでいく3時間目です。
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 5年生は3の場面を読みました。今日のガイド役は〇〇さん。めあても今までの流れから「3の場面の大造じいさんの残雪に対する心情はどのようなものだろう」と自分たちで決め、音読、グループで情景描写や行動・会話、直接的な心情表現の視点から大造じいさんの心情を大きいホワイトボードにまとめていきました。
「今年はこれを使ってみるかな。青く澄んだ空から、今年は上手くいくぞという心情があると思います。」
「東の空が真っ赤に燃えて…から、今から戦いが始まるぞ、という心情を表していると思います。」
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 グループの代表が考えを説明して、まとめとして子供たちが「おとり作戦」という題名を決め、大造じいさん日記を書きました。日記には大造じいさんの心情がたっぷり表されていました。
「上手くいくと思ったんだが残雪に見破られた。おとりのガンがハヤブサに襲われたとき、残雪は助けてくれた。地上に落ちてからも私に対して首を持ち上げた。ただの鳥というきがしなかった。」
その後、ふり返りを書いて3名紹介して終わりました。今日もめあてからまとめ、ふり返りまで自分たちで進めることができました。物語文の学び方をしっかりと身に付けることができたと思います。


 4年生は、6から8の最後の場面を読み取っていきました。今日のガイド役は〇〇さん。5年生と同じく、めあてを決めて書くところまでスムーズに進ませました。
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 次の流れも分かっています。印象を付箋に書いて巻物に貼っていきました。その後は、タブレットのコアマトリックスにまとめました。今日の視点は行動、会話、情景描写、その他(挿絵・女の子の心情)です。
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「ドキドキ」「ふしぎ」「びっくり」「ハラハラ」「よかった」
それぞれが自分の印象を発表していきました。最後の場面で女の子が知らない街の知らない道にいたことなどから、印象が少し変わったようです。まとめは教師が行うのではなく、子供たちが「わかったこと、かんじこと」などの視点でふり返ることで行いました。この時間もガイドとそれに協力する4年生の頑張る姿が見られました。

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 今日の5時間目は本来、へき地教育連盟の研修会として町内の学校の先生方に公開する予定でした。担任はこの授業に自ら立候補し1年間取り組んできました。その成果を皆さんに見てもらいたかったのですが、残念ながら新型コロナ感染症予防のため、校内のみの実施となりました。授業の様子を少しでも町内の先生方へお知らせしたいという思いで学校ブログにその様子を上げさせてもらいました。授業づくりの参考になれば幸いです。

 へき連研究テーマ『「ふるさとの未来」の創り手となる子どもの育成」~子どもが新たな学び方を実現できる小規模・複式教育の創造~』を踏まえて、本校の校内研修テーマ「思考ツールの活用を通して主体的・対話的に学ぶ力を高める授業改善の工夫」の総まとめとして本授業を実施しました。この日を目標とし、チーム中央小として校内研修に取り組んできました。今後も、子供たちが主体的に学ぶ新たな学びと複式授業の創造に向けてチーム中央小で精進して参りたいと思います。

その後の6時間目、7時間目にお話の印象や魅力を紹介ポスターにまとめました。
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 2つの学年が物語文の読みに取り組んだ成果です。各児童が学習のまとめとして、読み取ったことを自分なりに整理しまとめようとしていることがわかります。
 この研究授業を検証しながら、主体的・対話的で深い学びと複式授業の更なる向上を目指していきたいと思います。