9月5日(木)、今日は避難訓練を行いました。今回は、地震が起き、その後、津波警報が発令されることを想定した訓練です。海に面した本校にとっては、必要不可欠な訓練であり、子どもたちの命を守るための大切な学習です。

地震が起きた時、学校の様々な場所が崩れたり、避難経路が遮断されたりなどすることが予想され、避難させている担任には臨機応変な判断が求められます。今回は2階から1階へと通じる道が天井から落ちてきたもの等で防がれていることを想定して準備しました。ちなみに、このような準備は、子どもたちの授業中に職員室にいる職員で行っていますので、子どもたちはもちろん、担任も状況を知らずに訓練が始まります。さて、担任はどのような判断をするのでしょうか。

子どもたちを避難させている4人の担任は、それぞれの道を確認しながら、「ここは通れません!一度戻って!」「こっちの道の瓦礫をどかせば通れます!」など、声を掛け合いながら避難を進めています。2階から1階へと通じる道が全て防がれていたので、最も早く瓦礫を除去できそうな場を選び、瓦礫を取り除いて外へ誘導する方法を選びました。無事に玄関外に避難した子どもたちでしたが、ここで津波警報の発令。校長先生の指示のもと、坂を上って、津波が到達できないであろう場所まで避難させました。校長先生からは有事の際の大切なキーワードとして「慌てない!」が示されました。有事の時こそ落ち着いて、慌てることなく、誤った情報に惑わされることなく、目や耳で正しい情報を得て、命を守るための最善の判断をしていくことが大切だということです。

予測困難な時代に突入し、自然災害はもちろん、世界情勢などを含め、あらゆる事態を想定し、子どもたちの安全を守っていく必要があります。これからも、訓練を訓練と考えず、常に有事の際を意識し、子どもたちの安全を保障できるよう努めていきます!