8月10日~11日にかけて、新上五島町は、雷を伴う大雨に見舞われました。最近よく耳にする「線状降水帯」が新上五島町にもできていたのです。10日の昼過ぎまでは曇り模様の天気でしたが、夕方になると雲の色が濃くなってきて、雷鳴とともに大雨が降ってきました。全国ニュースでも「新上五島町辺りに線状降水帯発生」との報道があったようで、私の知人からも「上五島は大丈夫?」という連絡が何件か入りました。一時は「大雨洪水警報」も出て、家屋が心配な御家庭は、近くに親せきの家に避難された方もいらっしゃったようです。私も有川の官舎にて就寝しましたが、夜は怖かったですね。

雷・大雨は夜中まで、ずっと降り続きました。この大雨で被害があったところはありませんか?

東浦小学校が今回の線状降水帯による集中豪雨で、大きな被害に遭いました。

   

上の写真は「2階 廊下」と「1階 校長室」「1階 相談室(放送室の奥)」「教材室(給食準備室)」です。

「警報器が鳴っている」という近所の方の通報で、学校に駆け付けたところ、大量の雨水が校舎内に入り込んでいました。警報器のサイレンは落雷による機器の故障が原因で火事ではありませんでした。ただ、短時間に降り続いた雨が、どこからか校舎内に入り込み、2階・1階に大量の雨漏りが起きていました。ただ今原因を探っているところです。今回の線状降水帯による大雨被害は、天気が回復してもおさまらず、14日まで雨漏りが続きました。その間、ブルーシートを敷いたり、バケツを置いたりして、洪水になるのを防いでいました。

現在は雨漏りは止まっています。町の教育委員会の力もお借りして、改善にあたっています。また、体育館への渡り廊下につきましても鉄錆を落とす改修補強工事を行っています。2学期に入る前に改修工事は終了の予定です。