子供たちの書く様子を見て、「大人になって困らなければいいけど、、、、。」と、思うことがよくあります。その一つが「鉛筆の握り方」です。「肩がこる」「姿勢が悪い」「腰が痛い」・・・これは「鉛筆の握り方」と関係があると思っています。「『ニワトリ』と『卵』どちらが先か?」という問いは、哲学的・科学的な問題として知られています。一般的には「どちらが先か」という問い自体が無意味な問いとされています。正解があるわけではありませんが、よく本にもネットにも話題にも上がる質問のようです。では「鉛筆の握り方」と先に述べた「肩がこる」「姿勢が悪い」「腰が痛い」は、どちらが先なのでしょうか。
「肩がこるから、鉛筆の握り方が悪い?」「鉛筆の握り方が悪いから、肩がこる?」
「姿勢が悪いから、鉛筆の握り方が悪い?」「鉛筆の握り方が悪いから、姿勢が悪い?」
「腰が痛いから、鉛筆の握り方が悪い?」「鉛筆の握り方が悪いから、腰が痛い?」
やはり、「習慣」って大事ですね。小さい頃から鉛筆やペンなどを使って「書く」という動作を繰り返してきています。どうぞ子供たちのこれからの長い人生を考え、今の内から、身体のあちこちを労わるためにも正しい鉛筆の握り方を身につけさせていきましょう。
「書写」の本に、正しい鉛筆の握り方は載っています。調べたら、正しい指使いも載っています。大人の私たちも「自分の握り方は正しい」と過信せず、子供たちのよき手本になるよう、身体に負担をかけない握り方を見つめなおしていきましょう。