【避難訓練(不審者)の様子】

2校時に、不審者が校内に入り、2年生教室に侵入してきたという設定で、不審者対応の「防犯避難訓練」を行いました。児童の安全な避難と共に、児童を守る教職員の動きも確認するための訓練です。教師も子供たちも真剣そのものです。本校では、万が一のために、各教室の出入り口に防犯ブザーを置いています。周りの人々に知らせるためのものです。不審者に対し、「こんにちは。どうしましたか?何しに来られたのですか?」と会話の中から情報を集め、距離を取りながら対応する職員。教室に侵入してきた際に避難経路を確保し、児童を安全に避難させる職員。役割と連携について職員間で確認し合いました。

指導に当たってくださった警察官によると、「不審者にもいろんな人がいるので、距離を取って対応することが大切。」と話されました。子供たちが安全に避難したことを確認して、今回の避難先の体育館で、警察官からの指導講話がありました。まず警察官は「不審者の背格好・服装の色?」と子供たちに尋ねました。「黒色の上下だった。」「サングラスしてた」など、覚えていることを警察官に話した後で、不審者役の先生が登場しました。警察官は「サングラスは掛けていたけど・・・服装は『黒』かな?」と子供たちに話しました。「怖くて緊張すると、その時のイメージだけで話すこともあるんです。落ち着いて。不審者の様子を見るようにしましょう。」と。

 

警察官の講話の中では、もう一つ、「ランドセルをからって、登下校するときに怪しい不審者と接した時の対応の仕方」を教えてもらいました。不審者からランドセルをつかまれた時、「防犯ブザーを鳴らすこと」「ランドセルを脱ぎ捨てて逃げる」など、子供たちにわかりやすく指導してくださいました。

  

校長からの講話では、次のようなことを話しました。

「東っ子のみなさんは、いつでも元気よくあいさつしますよね。少し離れたところから相手に聞こえるようにあいさつすることは『防犯』に役立っているんですよ。相手がどんな人か、あいさつの後の返事でわかることもあるんです。もし怪しいと感じたら、少し距離を取って歩くこと、いつでも防犯ブザーをならせるように準備することができるのです。あいさつして相手を観察するこも大切です。」と。 

担当の先生からは、常日頃から、もしもに備えての準備として、「防犯ブザーの確認」についても話がありました。  

代表児童は「ランドセルを脱ぎ捨ててでも逃げること、あいさつを大切さなどがわかりました。ありがとうございました。」と警察官に対し、お礼の言葉を伝えました。御多用な中、本校の児童、職員のために御指導くださった警察官!本当にありがとうございました。

 

【学校だよりNo.16】