無事に学習発表会が終わりました。どの学年もしっかり発表できたと思います。子ども達の成長の様子がうかがえて,本当に嬉しく思いました。
さて,これまで,学習発表会に注入してきたパワーとエネルギーを,これからは毎時間の学習に注いでいかなければなりません。どの教科も学習内容をきちんと習得させ,確かな学力をつけさせていくことは学校の最大の責務です。
どの学年も,この10のきまりの定着を出発点にしています。休み時間や学習時間の心構えや望ましい行動を示したものです。このきまりを定着させることで,学習効果や理解度を上げる土台をつくりたいと考えるからです。
しっかり学ぶには,絶対に「土台」が必要です。小学生に最も必要な土台の一つは「生活リズムの定着」だと考えています。学校でリズムよく学習し,帰宅したら家庭学習にきちんと取り組み,次の日の学習準備を確実に行う。十分に睡眠をとって,朝ご飯をしっかり食べる。そして,余裕をもって登校する。
毎朝,校門で子ども達を迎えていると,リズムができている子と崩れている子が一目で分かります。生活リズムがしっかりできている子は,朝から元気があります。笑顔があります。あいさつが自然に出ます。
逆に,リズムが崩れている子は,どうしても元気がなくなります。そして,何に対しても意欲が減退してしまいます。こういう状態で学習に臨んでも,なかなか頭に入らず,根気も続かないことが多いのです。
秋の夜長のこの時期,油断すると夜更かしが習慣化してしまいます。当然,朝早く起きられなくなります。
「早寝・早起き・朝ご飯」は,やっぱり全ての基本なのです。
今週から,「持久走大会に向けたランニングタイム」が実施されています。朝7時40分からの10分間,そして,昼休みの終わりの10分間です。この時間帯はサッカー等の他の遊びはやめて,音楽に合わせて走ります。
朝から無理のないランニングをして頭を覚まし,朝の諸活動に入っていくことは,生活リズムの形成に大いに役立つと考えています。