「素直だけど,あいさつがちょっと・・・。」
「気持ちの良いあいさつ」は,平成24年度の東っ子の大きなテーマです。

「言って聞かせるよりやって見せる!」
入学式の日から,毎朝校門に立って,子どもたちを迎えるようにしてきたところ,二~三十メートルも離れたところからでも「校長先生,おはようございます!」と元気いっぱいにあいさつしてくれる子どもたちが増えてきました。急上昇の子どもたちの姿に感激して,「今日のあいさつ名人」カードをつくり,「あいさつ名人の認定」を始めたところです。

そんなある日の朝こと。
私の前に両足を揃えて一旦立ち止まり,「気を付け」をした後に,深くお辞儀をして,「校長先生,おはようございます」とあいさつをしてくれる子が表れました。何と1年生のT君(驚)
「こんな素晴らしいあいさつを誰に教えてもらったの?」と尋ねると,何と(×2),「自分で考えたの」という答え!

また,その翌日の朝こと!
5年生のTさんは,学校前の横断歩道を渡りきると,クルリと180度向きを変えて,信号で止まって下さっている車の運転手さんにペコリと一礼。

幼い2人の『立ち振る舞い』を見ながら,「品格」とか「凛」という言葉を思い浮かべ,まるで目上の方と接しているような尊敬を感じたのでした。

おそらく二人の立ち振る舞いは,二人のご家族のそれに違いありません。親の真似をしているだけなのでしょう。ですが,ご家族は二人に『一生の宝物』を授けて下さっていることに違いありません。

すがすがしい空気を胸一杯に吸い込んだ爽やかな朝のスタートでした。