20210224-p2225833-1.jpg 20210224-p2225834-2.jpg 20210224-p2225836-3.jpg
4年生理科で「すがたをかえる水」の学習を終えました。

「水がふっとうしている時に出てくるあわは、何だろうか?」
「水を熱し続けると、水の温度と様子はどのようになるだろうか?」
「水を冷やし続けると、水の温度と様子はどのようになるだろうか?」

問いから、学びが深まります。
子どもたちが、普段、何気なく過ごしている日常の中に、
理科の視点をもって学習をしていくと、新たな発見や驚きが見つかります。

写真の実験は、冷却実験です。
塩を混ぜた氷水に、試験管を2本入れます。
1つは「温度測定用」です。もう1つは「観察用」ですね。
実験を通して、水の特性に気づきます。
0℃付近で温度の変化は止まり、試験管内の水全体が凍れば、さらに冷え続ける。
水の体積は、子どもたちの最初の予想に反して、大きくなりました。
実験では、過冷却現象が起きた班もあり、
ガラス棒で冷え過ぎた水に衝撃を与えると、一瞬で全体が凍り、歓声が起きました。
水の状態で安定し、冷却が過ぎる状態のようです。本来は、0℃で凍り始めるのが正しいそうです。
実験でたくさんの驚きがありました。
班のみんなと協力して、記録、観察を同時に進める共同作業も楽しかったようです。

生き生きと学ぶ姿がたくさん見られました。
「理科離れ」という言葉を聞くことがありますが、
本来、子どもたちは「発見」「驚き」が大好きではないでしょうか。
実験を通して、失敗も経験しながら粘り強く「事象」を確認する学習も大切だと再認識しました。

「知っている」と「体験」をつなぐことが、これからの学習の一つの視点になると思います。
「知識」は世の中に情報としてたくさんあります。調べればすぐにわかります。
ですが「体験」は本人にしかできません。

理科の楽しさを、子どもたちと存分に味わうことができました。