「皆さん、夢はありますか?」校長講話での問いかけです。
たくさんの子がうなずき、手を挙げました。
校長先生ご自身の幼少期からの夢を伝えた後に、子どもたちに尋ねられました。

今回はプロ野球投手の「石井裕也」選手のお話から本題に入ります。
石井選手は「サイレントK]というニックネームがあられるそうです。
「静かな・音のない」「K=三振」という意味。なぜでしょう。

実は石井選手は、生まれつき耳が聴こえないハンデを持ってらっしゃるそうです。左耳は、全く聴こえない。右耳は補聴器をつけてやっと少しだけ。
子どもたちは驚きながら、食い入る様に話を聞きます。

その石井選手は14年間も3つのプロ球団で選手として活躍しました。
音が聴こえないというハンデを努力と集中力で乗り越え、夢を叶える力。
「自分に甘えない」→諦めない強さ!
「みんなでカバーしあう」→周囲の本当の思いやりの心!

夢を叶えるためには、困難にも立ち向かう強い気持ちが必要だと学びます。
全力で取り組む姿を、みんなでカバーしあうチームメイトや家族の大切さ。
スポーツを通して、夢を叶えるために必要なことを学んだ子どもたちです。

東京パラリンピックの話も紹介され、長崎県出身のパラリンピックを目指すアスリートを数名紹介してくださいました。車いすバスケット、陸上、等など。子どもたちも魚目小の社会体育クラブで頑張っている子も多く、刺激を受けます。

まとめに、諫早市出身の4年生 道辻結那さんも紹介されました。
生まれつき目が不自由ですが、大好きなピアノをたくさん練習し、
今では88の鍵盤の位置をしっかり覚え、演奏がとても上達されたそうです。
また遊びでも兄弟に負けないように、ブレイブボードもスイスイできるようになっています。ハンデがあろうとなかろうと、努力して夢を実現する姿に心打たれます。

「夢・志をもつこと!」 
あきらめない!努力する!途中でくじけない!頑張る!
このことが「夢の実現」につながります。
校長先生は、この力強いメッセージを子どもたちに贈られました。

「皆さんに、夢はありますか?」冒頭のメッセージに込められた思い。
逃げちゃいけないなと思いました。自分の人生なので、しっかりと向き合う。
きついこともあるかもしれませんが、全てが自分の人生です。

学校教育目標「夢・あこがれをもち 笑顔あふれる子どもの育成」
家庭と学校が一緒になって、子どもたちの夢実現のサポートをしていきたいですね。

※最後に、校長先生の高校生になるお子さんの写真が紹介されました。
 野球をやってらっしゃる写真を2枚。
 小学生の時と中学生の時。2枚を見比べると、グローブの左右が違います。
 なんと、小6の時に右肘を故障されたそうですが、どうしても野球をしたいという涙ながらの訴えに、左利きで続けてみればという助言をされたそうです。最初は5mぐらいしか投げきれなかったそうですが、中3の頃には50~60mを投げられるようになり、今も野球をされているそうです。
子どもの好きを見つけて、応援していきたいですね。親としても胸が熱くなる話でした。
  
朝会の後に、子ども県展の表彰です。
8名の子たちに賞状が届きました!
入選が7名、特選が1名。
代表で特選を受賞した1年生男児が賞状をもらいました。大きな返事がとても立派でした。

 
さらに、ドッジビーの紹介です。
中五島高校商業科の皆さんから、各学校へドッジビーが贈られました。先日、中五島高校から先生が見えられ、2枚のドッジビーとメッセージ色紙を受け取っており、それを全校児童に紹介しました。
自分たちの活動で購入し、地域貢献という思いで小学校に届いた素敵なプレゼント。大事に使わせていただきます。
ドッジビーには、生徒たちがデザインした「椿をあしらった五島列島」のステッカーが貼ってあります。最大の武器は「笑顔」だ。というメッセージも素敵です。
本当にありがとうございました!