東っ子の心を見つめる教育週間が今日からスタートしました。子ども達一人一人が,命の大切さや人との好ましい関わり方等について主体的に学ぶ一週間にしたいと考えています。
教育週間中はいろいろなプログラムが組まれていますが,スタートは図書ボランティアによる「読み語り」です。全校児童が体育館に集まって,心に栄養を注入しました。ボランティアさんの優しい語り口に心が温まった瞬間でした。
まずは,心の準備運動から。担当の先生と2年生代表をリーダーに,全校で「指遊び」にチャレンジ。心がほぐれました。
読み語りのスタートです。いつもながらの優しく温かい語り口に,子ども達もどんどん引きこまれていきます。
「ちっちゃなサリーはみていたよ」という本。今日のために,ボランティアさんが直接本屋さんで購入してきてくださった本です。ちっちゃなサリーがとても素敵です。
すっかり,本の世界に取り込まれた子ども達。みんなが楽しく幸せに暮らすために,「一人でも勇気を出して発言できたら」というのがテーマです。
スクリーンには,プロジェクターで絵本の世界が映し出されています。一人一人が,いろいろなことを考えながら読み語りを聞いています。
ちっちゃなサリーの勇気のある一言が,学校を変えていきます。その強さ,真っ直ぐさ,正しさに気づき始めた子ども達です。
みんなの前で感想を述べてくれた2年生です。サリーに負けない勇気です。ボランティアさんにお願いして,この本を一週間お借りすることにしました。もう一度,じっくり読み返してほしい本です。
午後には,全校集会で「校長講話」を行います。今年は,「いじめ」に関わって真正面から話をしてみようと考えています。いじめの構図についても話します。「いじめられる子」「いじめる子」「はやしたてる子」「見て見ぬふりの子」について話します。本の主人公「サリー」は,見て見ぬふりをやめる勇気を発揮しました。そういう勇気が当たり前になる学校を目指します。