9月17日(木)の3校時に、2度目の避難訓練が行われました。
今回は、地震発生後に津波が来ることを想定しての訓練でした。
始めに地震から身を守るため、机の下に隠れ、揺れが収まったら津波に備え、校舎の高い場所に2次避難するという内容でした。
教室から3階の避難場所まで移動するのにかかった時間は2分17秒で素早くできました。避難する態度も話し声が聞こえることなく真剣にでき素晴らしかったです。
校長先生からは、避難時の合い言葉「お・は・し・も」に加えて、津波発生時の教訓「つなみ てんでんこ」の大切さについて話がありました。「てんでんこ」とは、三陸地方の方言で「一人ひとりで、ばらばらに」という意味だそうです。「つなみ てんでんこ」とは津波が起こった際は、周りの人のことは気にせず自分一人でも高いところに逃げなさいという教えだそうです。この教えが身に付いていた釜石市の児童・生徒は、東日本大震災時に自分達で高いところに逃げ、その生存率は何と99.8%もあったそうです。これが「釜石の奇跡」として語り継がれています。
係の先生からは、災害時に役立つ災害用グッズの紹介と、「備える」ことの大切さ、避難時の「自助」「共助」「公助」についての話がありました。やはり避難するときには、自分の命は自分で守るという「自助」の意識をもつことが何よりも大切です。身の安全が確保できたら、みんなで助け合う「共助」をしたり、国や市町村が助けてくれる「公助」を受けたりします。
今回の訓練で、児童は多くのことを学び、防災への意識が高まったことと思います。家庭でも防災の約束事等について話してみてください。