本日午前,上五島石油備蓄株式会社から3名の講師に来ていただいて,6年生対象「環境学習の出前講座」を開催しました。備蓄基地の役割,石油の使われ方,原油から石油等をつくる蒸留の方法,そして地球温暖化を食い止める具体的取り組み等,環境について考える場となりました。
環境①「備蓄基地の役割」から授業開始。緊急時に備えて「原油6日分」を備蓄していることを知りました。
環境②石油はいろいろなところに使われています。自分の洋服のタグを探して,生地の原料を確認します。
環境③日本では,国民一人あたりに換算して,一日約6リットルの石油を使っています。石油がないと生活が成り立ちませんね。
環境④原油から石油,灯油,軽油,重油などを作り出す「蒸留」について学びました。ある温度で熱して発生した油蒸気を冷やして作るんですね。
環境⑤「蒸留」の仕組みを実験で分かりやすく教えていただきました。絵の具で着色した水とグリセリンの混合物を熱して冷やして「水」だけを取り出します。
環境⑥実験の様子に釘付けの子ども達。やっぱり,実験は目で見て分かるので,とても分かりやすいです。
環境⑦後半部は,二酸化炭素増加による地球温暖化を防ぐ取組について教えていただきました。「燃料電池」の仕組みについての解説です。
環境⑧気体の性質を探る実験です。二酸化炭素で作ったシャボン玉は,その重さで下に落ちていきます。
環境⑨続いて「水素」。水素で作ったシャボン玉は,空気より軽いので,どんどん上に上がります。
環境⑩おまけに,水素のシャボン玉に火を近づけるとボッと燃えます。このエネルギー性を活用して環境に優しい燃料電池ができるのです。

 ますます,科学への興味を深めた6年生。環境問題についての知識を増やし,自分の頭で考え,適切に行動できる人に成長してほしいと願います。