長崎の子供たちは、毎年8月9日に平和を祈る日として登校します。そして、原子爆弾が落とされた悲しい過去を二度と繰り返さないために、平和集会等が行われ、平和への思い、平和な日々を持続させるための取組等について、意識を高めました。熱中症が心配されましたので、今回の平和集会は、リモートで行いました。まず、各教室で、各学年の平和学習への取組発表の動画を観たり、被爆体験者のお話動画視聴したりしました。
そして、校長講話では、「相手を思いやる心」ということを話ました。「平和な時間が流れている夏休み最中ですが、今、この瞬間にも、世界ではいろいろなことが起きています。ウクライナでは戦争で大切な命が奪われています。他にも、イスラエルの問題、北朝鮮のミサイルの開発・実験で、幾度となくミサイル発射の情報が届きます。このまま争いや戦争が続くと、3回目の原子爆弾が使われるかもしれません。何の罪もないたくさんの人々を焼き尽くしてしまうのではないかと思うと、正直、とても恐ろしいです。日本は、8月6日に広島、8月9日に長崎、、、2度も原子爆弾が落とされた唯一の被爆国です。79年前の無残な世界に逆戻りしてしまわぬよう、どんなことがあっても、争いごとを暴力・武力で解決しようとする「戦争」は絶対にしてはいけないのです。決して、暴力で人と戦わず、どんなときも話合いで、もめごとを解決することができる力も持っていると信じています。『力で戦い合う』ことよりも『言葉で話し合う』ことの方が何百倍も大切なことをみなさんに気づいてほしいのです。日本の平和がこれからもずっと続くためには、皆さんがしっかりと平和の大切に気づき、正しい行動をする必要があります。『正しい行動 = 相手を思いやる心』だと、校長先生は思います。」と。
集会の司会進行は、人権平和担当の職員と運営委員会の児童が校内放送で行いました。
平和について考える、とても意義深い時間でした。
さて、久々の登校だった子供たちですが・・・・とても嬉しそうでした。久々に会った友達・先生と、夏休み前半に行ったことを嬉しそうに話していました。子供たちの表情は、「夏休み!満喫しています‼」というような明るい表情でした。!(^^)!
夏休み後半も楽しい休みとなるよう事故に気をつけて生活してください。9月2日に元気に逢いましょう。