早いもので,2月の最終週に入りました。子ども達も先生方も,1年のまとめや卒業式に向けた準備等で大忙しです。特に6年生は,たくさんやることがあって,分担しながら並行して諸活動を進めています。
その1つ,「卒業制作」。校内に掲示できる「陶板のレリーフ」制作に取り組んでくれています。自分達で決めた文字を丁寧に彫り出して「素焼き」「本焼き」し,周りを陶片で飾りながら陶板を板に貼り付け,レリーフを完成させるそうです。当初,「焼き」は文化センターの窯で行う予定でしたが,改装中で窯が使えないため,急遽,元中学校の美術の先生の「個人窯」で焼かせていただくことになり,土日にまず「素焼き」を終えました。
担任の先生が一つ一つ窯に入れていきます。文字の陶板は下に,その上に陶片を1枚ずつ置いていきます。
思った以上に陶片の数が多く,窯の中は2段,3段,4段・・・といつの間にか満杯になってしまいました。
窯の温度調整などは「お師匠様」に一任です。割れずにしっかり素焼きできるよう,窯の温度を「777度」に設定していただきました。
今朝,窯出しした「陶板」です。全部がきちんと焼けていて一安心。完成が楽しみです。
この後,釉薬を塗っての「本焼き」,さらには板への貼り付けと作業は続きます。陶板・陶片の数からいくと,「本焼き」には特に時間がかかりそうです。
個人の窯を使わせていただいて,何とか卒業式までには完成する見通しが立ちました。本当に感謝,感謝です。きっと,卒業式会場に堂々と展示されることでしょう。