春の陽射しを浴びながら,昼休み,全校児童が芝生広場で元気に遊んでいます。ブランコ,登り棒,雲梯,鬼ごっこ・・・。すると突然大きな怒鳴り声が。
6年生担任が,芝生広場に面した6年教室の窓から叫びます。
6年担任「こらっ,6年生。何ばしよっとか!! 宿題ばしとらんじゃろ。」
6年児童「先生,それよりも大切なことを,今からやるんです。」
6年担任「そらっ,なんか?」
6年児童「東浦小のみんなに,ありがとうの気持ちを伝えることです。」
実は,あらかじめ用意されたお芝居です。各学年の先生方の協力を得て,5年生以下の子ども達には内緒で「6年生芝生広場コンサート」を開くためです。
上記芝居の直後,6年生が一つに集まり,アカペラで卒業式歌を歌い始めます。下級生は,突然のことに驚きながら,6年生の周りに集まります。
集まったところを見計らって,「芝生広場コンサート」の開始です。
曲の伴奏に合わせて6年生が歌い始めます。恥ずかしがらずに大きな声を出すこと,そして,下級生や学校に感謝の気持ちを表すことがねらいです。完成したばかりの卒業製作のお披露目でもあります。
歌い終わると拍手の嵐。感激で涙を流す先生の姿も・・・。6年生の素直な,そして優しい気持ちが胸に響きます。
午前中には「卒業製作」も無事に完成しました。担任の先生と一緒に記念写真。
もう1枚,方向を変えて。思い出の校舎をバックに満面の笑顔。
温かい気持ちがいっぱい,いっぱい膨らんだ1日でした。来週は,いよいよ,6年生にとって小学校生活ラストウィークです。