長崎県では8月9日を「県民祈りの日」と定め、原爆犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、恒久平和への誓いを新たにするため、原爆が投下された8月9日の午前11時2分に全県民が一斉に1分間の黙とうを捧げることにしております。
さて、本日は台風6号の接近に伴い、児童の安全確保を最優先に考え、登校日を中止いたしました。そこで執り行う予定であった、平和集会での講話内容をブログに載せさせていただきます。各ご家庭で、東浦の子供たちにお話しいただけたら幸いです。
全校の皆さん、こんにちは。夏休み前半の20日間が終わりました。楽しく充実した日々を過ごすことができましたか? さて、暑い日が続いていますが、熱中症とか、体調不良にはなりませんでしたか。体調が悪いときはゆっくり休んでくださいね。 平和な時間が流れている夏休み最中ですが、今、この瞬間にも、世界ではいろいろなことが起きています。ウクライナでは戦争で大切な命が奪われています。他にも、北朝鮮は、ミサイルの開発・実験で、幾度となくミサイル発射の情報が届きます。このまま争いや戦争が続くと、3回目の原子爆弾が使われるかもしれません。何の罪もないたくさんの人々を焼き尽くしてしまうのではないかと思うと、正直、とても恐ろしいです。その危険は日々、高まっているように感じています。 皆さんにとっては、遠い外国で起こっていることで、自分たちには関係ない!大丈夫だろうと思っている人が多いかもしれません。しかし、ウクライナとロシアから始まった争いや北朝鮮のミサイル開発などが、世界中に広がって、今は平和な日本もその争いことに巻き込まれる恐れは、十分にあると校長先生は思います。そうなってしまったら、もう止められません。校長先生も皆さんもいつ死ぬかわからない、怖くて恐ろしい日々を過ごすことになります。
日本は、6日に広島、9日に長崎、、、2度も原子爆弾が落とされた唯一の被爆国です。78年前の無残な世界に逆戻りしてしまわぬよう、どんなことがあっても、争いごとを暴力・武力で解決しようとする「戦争」は絶対にしてはいけないのです。 暴力・武力で相手の命を奪ったら、次は自分たちが必ずと言ってよいほど、暴力・武力で命を奪われます。皆さんの周りにあるけんかやもめごとも言葉を言い換えると、「ちょっとした小さな戦争」と言えるのではないでしょうか。 ひどい言葉や暴力で相手を傷つけたら、次は自分がさらにひどい言葉や暴力で傷つけられてしまうのです。怖い生き物です。人間って、、、。 でもね、そんな人間なんだけどね、決して、暴力で人と戦わず、どんなときも話合いで、もめごとを解決することができる力も持っているのですよ。
今日の平和集会では、「力で戦い合う」ことよりも「言葉で話し合う」ことの方が何百倍も大切なことを皆さんに気づいてほしいのです。日本の平和がこれからもずっと続くためには、皆さんがしっかりと平和の大切に気づき、正しい行動をする必要があります。
「正しい行動 = 相手を思いやる心」だと、校長先生は思います。
ぜひ、夏休みの後半も、平和についてもっともっと学んでくださいね。
平和集会の講話は以上です。
ここからは余談ですが、生い茂った芝生広場で芝刈りをしながら、「平和~ピース~」の文字を作ってみました。
写真を撮ろうとしていたら、その「平和」の文字にたくさんのバッタやコオロギが飛んできました。(「平和」に集まる虫たち)心がほんわかしました。
そんな情景も含め、改めて、平和の大切さを感じました。