いよいよ今週末から6月になります。校内の片隅では紫陽花(あじさい)が見頃を迎えています。紫陽花もいろいろな色・種類があり、見る人の心を和ませてくれています。紫陽花には赤、青、紫などの色がありますが、この色のベースになるのは「アントシアニン」という色素なのだそうです。このアントシアニンは通常赤色ですが、土壌から溶け出してきたアルミニウムと反応すると、青色の変化するのだそうです。従って、アルミニウムをたくさん吸収したアジサイは青色、しなかったものは赤色、その中間が紫色になるようです。

アルミニウムが溶け出す量は、水の酸性度によって決まり、酸性だとよく溶けて、中性~アルカリ性だとあまり溶けません。従って、土が吸収した水が酸性=青色、中性=紫色、アルカリ性=赤色になります。土壌によって、色が変わっているのですね。他にも時々見かける「赤紫」に近い紫陽花はもう年を取ってしまった紫陽花で、「白」のアジサイはもともとアントシアニンを持っていないため色が変化しない紫陽花なのだそうです。

東浦小学校の裏に咲いている紫陽花は「白」。「カプリスホワイト」と言われる紫陽花でした。同じ紫陽花の仲間ですが、「ガクアジサイ」と比べると、花びらのつき方が違いますね。

上記で「紫陽花の花」と申し上げましたが、実は「花」と思っているところは、「花」ではないのだそうですね。花っぽいことから「装飾花(そうしょくか)」と呼ばれていて、花ではなく「がく」が発達したものなんです。紫陽花の本当の花は「真花(しんか)」といって、装飾花をかき分けると根元にあるそうです。気象台が発表している「紫陽花の開花の時期」も、この「真花」が咲く時期を言うそうです。それから、よく見ると4枚の装飾花の真ん中にも非常に小さな花がありますが、この部分は開花しないものもあって、めしべも退化しているので実を結ぶことはないそうです。

普段なにげなく見ていた紫陽花ですが、知るとけっこう奥の深い神秘的な植物なんですね。今度道端で見かけたらじっくり観察してみてください。

子供たちは朝から「フッ化物洗口うがい」の練習を行いました。

 

PTA総会の時に学校歯科医の浦田先生からもお話がありましたが、フッ化物洗口には、このようなメリットがあります。

1.歯を丈夫にする  歯質の強化  

エナメル質の結晶を 強くし、むし歯に なりにくくします。

2.初期むし歯の進行を抑える  再石灰化  

むし歯になりかかった 歯の表面を修復し、 進行を抑えます。

3.細菌の活動を抑制する  むし歯菌の活動の抑制  

むし歯菌が歯を溶かす 活動を抑えます。

 

6月4日は「虫歯予防デー」です。御家族で「口腔ケア」を心掛けていきましょう。