国の文化庁が行っている「文化芸術による子供育成事業」というものに応募したところ、東浦小学校に新体操の田邊 真実(たなべ まみ)先生が来校してくださいました。「芸術家の派遣事業」とは、「専門的な芸術家からの講話、実技披露、実技指導を実施することにより、子供たちの豊かな創造力・想像力や、思考力、コミュニケーション能力などを養うとともに、将来の芸術家や観客層を育成し、優れた文化芸術の創造に資することを目的とした事業」です。

 

今回、田邊 真実先生から、新体操でも行う「リズムトレーニング」を指導していただきました。田邊先生は、長崎県西彼杵郡時津町出身の方で、5歳から新体操を始め、ユニバーシアード大会にまで出られたそうです。今もなお、新体操に係り続けて、東京都で、新体操クラブを立ち上げ、代表者 兼 指導者として御活躍中の方です。「子供たちに身体を動かす楽しさを伝えたい。」と、各地に出向き、新体操教室等で指導にあたっていらっしゃいます。

  

今回、本人の強い願いで「ふるさと長崎で教えたい。」と、私の教え子つながりで、縁あって、遠路はるばる上五島の東浦小学校に来てくださいました。

     

「いわゆる『リズム感』というものは、こんなにして磨かれていくのか。」と、子供たちと一緒に私たち教職員も学ぶことができました。ゴムでできた安全なラインを両足、または片足で跳び越えながら、上肢と下肢の動きを連動させていきました。初めはバラバラだった手足の動きが、最後には曲に合わせて格好よく動かせるようになっていました。 (田邊先生曰く、東浦の子供たちはリズム感がいいそうです。!(^o^)!)

 

田邊先生は、給食は3・4年生と一緒に食べ、昼休みまで子供たちと一緒に活動してくださいました。全校で「手つなぎ鬼」や「ピラミッドジャンケン」などをして楽しみました。

    

 長崎に戻って、母校(活水高校)の新体操の練習を見に行くとのこと。お忙しい中、東浦の子供たちのために御指導いただき、本当にありがとうございました。